リトルカブ トランクボックス増設作戦 - 前編 -

つい先月、原付一種であることの憂いから脱したリトルカブに、さらなる実用化を求めて積載能力の大幅な増強を図るべく、リアボックスの取り付けを検討しており、なんかないかなぁといろいろと探していた。
もっとも手早いのは純正オプションのリアボックスだとは思うが、これというのがご覧のとおり、なんとも無粋なデザインで、せっかくこだわって入手した限定色のわが車種にこんなものを取り付けた日には、ホントにただの商用バイクになってしまうし、アイツきっとなにも考えてないんだろうなぁ...などと思われそう(だという発想は被害妄想だろうが)だし、とにかく自分としてはこれはパス。

そんなことで、なにかもうちょっとイイのはないのかと思っていたところに目についたのが、交番に置いてある警察カブに積んである白い箱。 これを見つけたときは「これだよ!これ!」と、まさに「膝を打つ」という、人生でそうそうなかろう慣用句がピッタリな心境。
とはいえこの箱、何軒か訪れたことのある二輪用品店でも売られているのを見たことがないし、アレはどこに行けば手に入るのか、どこが作ってるのかとか、情報がまったくない状態。 そこの警察官に訊いたところで連中はどうせ知らないだろうし、ヘタに訊いて要らぬ詮索をされてもつまらん!ということで、結局ネットで調べてフムフムするしかなく、そんなことを続けているうちに、アレはバイク便とか宅配ピザとかの後部に載っかっているFRPという材質のボックスだということを知る。

こうしたキーワードがわかるとネットの検索は一気に加速するもので、それを製造販売しているところがいくつか見つかり、幸運にも同じ市内の別の区にそのメーカの物流センターを発見。 最初は実物を見たいと訪問したが、どうやらそこでカネ払えば売ってくれるとのことで、これで調達段階は一気に解決を見ることになった。




さてさて、買ってきたそのボックスは未塗装の白色で、そのまま取り付けると警察カブそのものになってしまうのがいただけないので、これをボディ色のパールコーラルリーフブルーにしたいという欲が出てきたものの、そもそも塗装なんかガンプラ以外でやったことないし、ホントのホンダ純正の塗料というのは製品として存在しないことを知り、さらなる障壁が立ち塞がるのだった。