NEW YORK BURGER

前回からの更新は、またもやこの手合いのトピックになってしまったが、この二月より新登場した NewYork Burger を検証。 私が買った店舗では、今回も専用の包装紙やケースなどはないようで、こうした汎用のものが使用されていた。
実は最初に行った店では、オーダしてカネ払ってしばらく待たされた挙げ句、「すいませぇん...(パティを焼く)機械が故障してしまいましてぇ...エビフィレオフィレオフィッシュならお出しできるんですけどぉ...」 と、バイトのお姉さんが蚊の鳴くような声で云うものだから、ヒトによっては、「なんだそれ?!オレはニューヨークが喰いたくてわざわざ来たんだ!どーしてくれる?!どーしてくれる?!」 くらいのコトは云うかもしれない出来事があり、出鼻をくじかれてしまったが、もちろん私はそんなコトは云わず、紳士的に「じゃ、エビフィレオでイイよ」 と100円返してもらい、その日は別に喰いたくもないエビフィレオをさっさと喰って、後日出直してありつけたという経緯がある。


さてさて、さっそく包装紙を開けてみると、またもやこんな感じにふにゃっとツブれた感じ。 いまに始まったことではないので、この点についてはもういろいろ云うまい...

しかしそれにしても、メニューの画像だとこんなにふっくらしてるんだがなぁ...


自分の買ってきた実物の中はどうなっているのかと見てみると、挟んである食材自体は(当たり前だが)同一のようだが、やはりあんまりキレイでない感じなのは否めない。

肝心の味のほうは、前作と比べてなかなか美味いもので、今回はわりと当たりじゃないの?と思える。 それにしても、McDonald'sってそもそもアメリカのだろ?ということで、なにをいまさらBig Americaなの?と素朴に感じる。


1970年代は家の近くには店舗がなく、隣の人口30万都市にあったデパートに連れていってもらったときにだけ喰える、特別なメニューという印象がとても強かったものだが、1983年にようやく最寄の駅前に店舗ができ、わりと日常的に喰えるようになった。
高校生になるとマックの味にはすっかり飽き、モスバーガに流れてしまったものだが、それもあまりにも大衆化しすぎた結果ではなかろうか。 そのことがいまになって日本全国433店舗を閉店させる結果に繋がっているとしたら、まさに諸行無常を感じる。


このいきすぎた大衆化はもしかすると、私が初めて米国に行ったとき、街なかのセブン-イレブンを見かけて「あれは日本のコンビニだ」と米国人にほざき、あとから調べたら、あれはIYの鈴木が1973年に米国から日本に持ち込んだことを知って、かなりの時間差で赤っ恥を感じたのと同種のものなのかもしれないなどと、またまたひとりで恥ずかしい思いをしているのだが。

そういえば最初にいたカイシャの代表取締役は、この鈴木に心酔しすぎていて、なんでもマネしようとするものだから、当惑するのは従業員ばかりといった現象が思い出される。