デジカメ車載テスト

先日の富士山では、右手にカメラを持って撮影したが、あれは下り坂で勝手に前進していただけで、両手を使って乗るバイクでは、平地で右手を使わずに走らせるワケにもいかない。
こんなこともあって一時期、バイク用の車載カメラなどにココロが揺れていたが、よくよく考えてみると、ああした製品の難点は、実際に映像がどのように映っているかがその場では確認できないし、さらに、ゆくゆくはHDで映像を撮りたいと切望していることもあって、いまのデジカメを現行機種に買い換える可能性は濃厚。
使用期間もすでに三年以上で、会計上の耐用年数も満たしていることだし、そろそろ買い換えてもバチはあたるまい。


ということで、とりあえずいま持っているカメラをそのまま車載できるよう、以前からずっと気になっていたキットをとうとう調達。
これであれば、デジカメを新しく買い換えたとしても流用が利く。
また、昨年購入した B+COMインカムと同じサインハウスというメーカの製品で、バイク専用に開発されているとのことなので、耐久性についてもそれなりに信用してよかろう。


ところが、買ってきて、さて取り付け...の段階で、いきなり自分の浅はかさに直面。
車載キット一式をハンドルバーに固定するベースパーツには、口径1インチのもので充分だろ、と思っていたら、FLSTFのハンドルバーはそれよりぜんぜん太いもので、ちょっとキツいとかいうレベルでなく、そもそもまったく寸足らず。
こんな小さいモノがけっこうイイ値段したのに使えないとは...と一瞬目の前が真っ暗に。
ハンドルなんていつも見ているし、だいたい太さはわかっていたつもりだったが、人間の認識とはいかに曖昧なモノよ...(というか、きちんと調べてから買いに行け!というのが正しいだろう)


ハンドルを固定しているボルトを緩めて、そこに着けようか...いや、ボルトの穴が合わない...などなどいろいろ試行錯誤した挙げ句、右側のスイッチケースを固定しているボルトを緩めてそこに通せば、不格好ながらもこのパーツがそのまま使えるじゃんか、と一安心。
一時は本気でヤフオクに出そうかとまで考えていたほどなので、このときの私の安堵感は想像に難くなかろう。


そんなこんなで、どうやらこうして無事に取り付け完了。
こうなると、すぐに試してみたくなるのはヒトの常というもので、いそいそと身支度を整えて、そこらへんを走ってみる。




こうして実際にテストしてみると、そうとう風の音を拾ってしまっていて音声が聞き苦しく、次回はこの点を克服すべきだろう。
その方法はすでに決めてあるので、それがどの程度有効かもあわせて検証したい。