13ヶ月ぶりに機種変更 = Nokia NM705i =

15ヶ月ほど前の"Hello Moto"の件もあり、Nokiaからひさびさに日本市場向けに発売されると知ったときは「そーんな、海外製の端末なんて、もう買わねぇよ」と思っていたが、コトあるごとに店頭でモックを見ていると、なんだかまた物欲がムラムラと湧き出てきて、結局買おうと決断。
当初二月中の発売とのお触れだったが、結局三月に入っても「発売予定」の状態が続いており、先週末だったか、ようやく3月19日発売との発表。
この発売延期によって、結果的にはホントに買うかどうかをじっくり検討できる期間ができたのが、私にとっては幸いしたわけだが、リリース当日から二日遅れの本日、これまたうまい具合にわがヤサのエリアについ最近新規オープンしたドコモショップへ赴き、なんだか先客が多くてずいぶん待たされたものの、無事にゲット。

最近、ドコモでは携帯電話端末の価格設定方法が変わったらしく、なんだかんだで結局今日は一円も払わずに帰ってきた。
いままで、実際には数万円で設定されているメーカ希望価格の製品を数千円とかタダで買えていたのは、ユーザが毎月支払っている基本料金や通話料の一部が、端末代金に充てられていたからだというのは云わずもがなの仕組み。
正確にいつからそうなったか調べるのはメンドウなので省略するが、いま現在は明確に「割賦販売」というスタイルを採ることになったようで、頭金3,150円を最初に支払い、残額を12回または24回かで、毎月の利用料に上乗せされて請求するという支払形態となったらしい。
ほかにもいろいろな条件が作用するので、いままでと比較した損得勘定がいまひとつはっきりわからないが、ちょっと訊いてみたところ、毎月の支払い額については、結局いままでとあまり変わらないということだったので、まあヨシとする。

NM705iください」と店のあんちゃんに告げたところ「この機種は(海外製なので)使い方がかなり特殊ですけど、大丈夫ですか?」と彼は心配そう。
私としては、それをMotoのときに痛感させられて分かり切っているので「ああ、大丈夫っす」とコトもなげに答えておいたが、そのあとのいろいろ説明のときも、売ることに対する不安めいた様子がコトバの端々に窺えたので、「ああ、きっとこのヒト、売ったあとに使い方わかんねぇとか、いろいろクレームつけられるのに敏感になってるのね」などと、あんちゃんが操作する手つきがどうにもたどたどしいのを見つめながら、勝手なことを考えていた。

最後に「ちなみにそれって、実際あんまし売れてないでしょ?」と訊いてみたところ、「そうですね...まだ二台目です。」とのことで、やはり思ったとおり、いかにも不人気の様子。
ただ、すべての手続きが終わっていろいろいじくってみると、ヨーロッパ製(だからかどうかはよくわからないが)ということもあって、いかにもガサツな米国の製品とは違い、とりあえず見た目はとても繊細に造られているように思えた。
ディフォルトの画面設定やフォントなんかを見ても、なんとなくMaciPodみたいな感じがして、わりかし好感が持てる。
操作のレスポンスもサクサクしていてなかなか快適。
また、スピーカはモノラルだが、そのわりには心なしかキレイに発音する。
たしかに国産の端末とは操作のニュアンスがずいぶん違うが、使いこなすまでにしばらく時間を要するだろうし、それは自然にカラダが憶えていくことだろう。