踏切障害

最寄り駅からいきなり電車がストップしていた。
しかも代替の交通機関はタクシーしかなく、乗り場には100人くらい並んでいるのに一台もきていない状態。
結局ヤサに戻るわけにもいかず、仕方なくボケーっと120分も待たされてしまった。
ああいうときに、その駅の駅員に向かって罵声を浴びせるおっさんとかが必ずいる。
今日もいきり立ったのがひとり、駅員室に向かって「タクシー代を出せ!」などと、けっこうムチャクチャなコトを云ってるのがいた。
そんなことをしてもなんの解決にもならないのだから、実に非生産的な行為といえよう。
たしかに先を急ぐような境遇なら、怒鳴りたくなる気持ちもわからんではない。
しかし電車が動くようになるまではどうしようもないのだから、まずは自分の行き先になる先方へ連絡を入れて時間どおりに到着できない旨を伝え、善後策を講じるのが先決ではないだろうか。
ものごとをなんでも「そうであることが当たり前」と捉えていると「そうでない」場合に遭遇したときにこうしたパニックになる。
実際私も、ようやく電車が動き出して車窓からなにごともなかったかのように景色が流れるのを眺めながら、電車が当たり前に走っているコトを、妙にありがたく感じてしまったものだ。