とうとう時流に屈して

銀座のAppleStoreにフラフラと出向き、iPhone 3GS を購入。
これまでなんだかんだと自問自答しながら、自分の中でそれなりの折り合いをつけて購入を見送ってきたが、結局長いものに巻かれる結果になってしまった。


いまだにどこか、自分の中のもうひとりの私が「なーんだ、結局オマエもその程度か」と、蔑んだような目で見ているような気がするが、もはやあと戻りできるものでもなく、こうなったらすり減るまで使い倒すしかない。

初代が発売されて三年、最新の3GSの発売からすでに一年近く経っていて、その間、このテのデジタルガジェット好きの私が手を出さなかったのには、回線キャリアを変えねばならぬ問題と、もうiPodは持ってるしねぇ...という明確な事由があったため。 実際のところ、ホントは欲しくて仕方がなかったが、そうした大儀を循環させて自分を抑えてきたというべきか。

しかし、ココ数ヶ月の間にいくつかあった集まりなどで、数年ぶりに会ったりする連中のうち、半数以上はiPhone信者と化しており、そうした連中はアップル・ジョブズ・イズムなるものに完全に感化されているようで、それらを見せつけられているうちに、なんとか保っていた私の抑えがはずれてしまったのかも。 こうした思考回路はまさに「友だちはみんな持ってるから、ボクも買う!」という子どものそれとなんら変わりはないコトだとも思える。

購入に際しては、MNPは適用せず、新規にて契約。 この二台持ち状態って明らかにムダだろ!と思うものの、かつてPDAを使っていたころは、通話用の携帯電話とは別にデータ通信用のPHSを契約していたことを考えると、結局それと同じコトだしまあイイか、と自分をナットクさせている。 かくも自己に甘い自分を恥じるばかりで、まことにもって面目次第もない。

iPhoneが手元に来てまだ一日未満ということで、いまのところそれほど使い倒したわけではないが、動きはサクサクして快適。 こりゃ売れるわけだわい。 まさにオトナのオモチャとしては最高に楽しいというのは認めざるを得ない。