リトルカブ ボアアップ作戦とプチカスタム

昨年七月、カラーリングが気に入ったというだけで購入し、かなり楽しく乗り回してるリトルカブだが、公道における30km/h規制と三車線以上の交差点での二段階右折という実質的な障壁と、原付だからというだけでヨチヨチ運転のババアやヤンママの軽自動車にさえナメられるという精神的な苦汁を呑まされることを甘受しながらも、そもそもリトルカブそのものが第一種原動機付自転車なのだから「オレは大型二輪免許でこれに乗ってるんだぞ!」などといくら叫んでみても、そんなのはほかのヒトにはカンケーないし、法を遵守した走り方をしなければ、取締りの餌食になって泣きを見るのは必至。


そんな悩みを克服せんと悶々としているとき、某氏にそそのかされ奨められ、排気量を上げて原付二種の扱いにすれば解決じゃないか!と、すっかりその気になって区役所へ。 申請はあっさりと受理され、こうしてめでたく黄色ナンバーをゲットできた。
ナンバーを交付され、嬉々としてそのまま区役所の敷地内で新ナンバーを取りつけた私は、堂々とフルスロットルで帰宅。 いやはや、いままでは取締りの影にどこか怯えながら乗っていたが、こうして何ものにもとらわれずに走れるというのは実に爽快。


これまでは、ヘッドライトのバルブ以外は純正のままだったが、こうしたコトがあるといっそう愛着が湧いてチョコチョコと弄りたくなってくるのも人情。 今回はウインカをクリアレンズに交換しようと、いろいろネットで調べてフムフムとナットクし、SP TAKEGAWA製 ブレイズウインカー: 2,310円 なるものをライコランドで二セット買ってきた。

 これを書いてるときにAmazonでも扱っているコトを知り、え、こんなモノまで...!?とアセったが、同額だったし、ライコランドのほうは2,000円の商品券が使えたし、まあイイやと胸を撫で下ろす。


ブリスターケースは九箇所もホチキス留めしてあり、開梱するのにプライヤで全部はずすだけでもう必死で汗だくに。 消費者にこんなストレスを課してなんとも思わないのか? そもそもこんなプラパーツごときが2,000円以上って高くね?!となどと毒づいてるヒマもなく、あ、そうだ写真撮影しなくちゃ!と撮影ブースを用意したりで、交換作業にかかるまで一時間弱。 はやく始めないと外が暗くなっちまう。

そういえば納車してから一度も洗車してないし、リアフェンダーに三角ラベルも貼ることだし、よく見るとあちこちが薄汚くてガマンできない!と、ケルヒャーでスチームの湯気をモウモウと撒き散らしながらドロ汚れを落とし、H-Dのケミカル類で磨いてもらえるなんて、オマエはなんてゼータクな原付もとい原付二種なんだよ...とか独り言を吐きながら、寒空に汗だくになって洗車すること一時間以上。


そんなコトで、レンズ交換に取りかかる前にかなり体力を消耗してしまい、ちょっと気持ちが萎え気味になってきたが、こういうコトは勢いでやらないと億劫になってしまいがちなので、気力を振り絞って作業開始。 こんな感じにナンバーを黄色いモノに交換、三角ラベルも貼ってやることで、どこからどう見ても88ccのリトルカブである。


このあとの一連の作業については、スライドショウを作ってみた。

だいたいこんな感じである。