メガネ救出作戦

昨日のような一日ダラダラの雨天とは打って変わって、本日はまたまたとてもイイ天気。
ちょうど先週のロング・ツーリングの帰りに、わがFLSTFにちょっとした不具合箇所が見つかったため、最近いろいろとお世話になっている、最寄りのH-Dディーラに出向いて診てもらってきた。
ココは車体を買った店ではないが、H-Dディーラというのは、全体的にどうもスノッブさが否めないところが多い(といつもウチのが云う)なかで、どちらかというと「街のバイク屋」という風情があっていろいろ気軽に相談できるので、昨年末の純正ナビを付けたときからヒイキにしており、先週のツーリング直前にもオイル交換その他調整を依頼している。

いちおう電話でだいたいのコトを話しておいたので、作業はほんの10分ほどで終了。
その足で、ちょっと近所をウロウロ乗り回してきたのだが、今日はなにせ風が強く、きちんと乗ってないと吹き飛ばされてしまいそう。
そしてヤサまであとちょっとという、片側二車線の国道で事件は発生した。

ときはすでに夕方で、西日に向かって走るカタチだったので、目にはサングラスをしており、フツーのメガネは上着の胸ポケットに入れていた。
いつもはポケットのフラップをきちんとボタン留めしているのだが、そのときは留めが甘かったのか留め忘れていたのか、前方からの強風にポケットのマチが煽られて、入れておいたタバコとメガネがまるでなにかに引っ張られるかのごとく飛び出したからもう大変。

タバコは運良く、風防とヘッドライトの間にハマって路面には落ちなかったが、メガネが後ろに吹っ飛んで行ってしまった。
あれはまだ先月作ったばかりの、いまマトモに使える唯一のメガネじゃないか!
ヤバイ!そのままにしておくと後続車に踏みつぶされてしまう!
かといってバックはできないし、中央分離帯があるからすぐに転回もできないし...などと、いろいろな考えがアタマをよぎらせながら数百メートル先の交差点にさしかかり、交通ルールなどどこへやら、そのまま反対車線にUターン。
バイクでの転回は、いつもはこんなにスムースできないのに、人間ピンチになると意外とできてしまうものだなどと妙なところで自画自賛

いま来た道の逆方向を走りながら、どこに落ちているか反対車線に目を凝らしていると、お、あんなところに落ちてるじゃないか!、とわがメガネを発見。
運良く、まだクルマのエジキにはなっていない。
しかしそこにも、行く手を阻む中央分離帯があり、またまた少し先の交差点まで行かねば転回できず。
信号はちょうど赤で、反対からの直進車も向こうのほうでおとなしく停まってる。
いまがチャンスと、さっきと同じようにUターン。
今回は左から入ってくる右折のボロっちい外車にクラクションを鳴らされてしまったが、こっちとしてはオマエなんかより、いまはメガネが最優先...イイからさっさと行きやがれ!

こうなってくると実際、なかなか場所を憶えていられないものだから、またまた路面ばかり見ながらゆっくりと走っていると、やっと発見。
クルマの車輪でできたワダチとワダチの間のちょっと盛り上がった場所に、きちんとたたまれた状態で堂々と鎮座していた。
そこから少し通り過ぎてしまったので、すぐに路肩に停めてバイクを降り、そのままメガネのところまで走っていって無事救出。
ほんの数分の顛末だったが、かなりひさしぶりに捜し物を発見した気分。




こんなコトもあって、すでに目指すカタチはほぼ完成したと思っていたが、サングラスの収納が必要なコトを痛感し、風防のウラ側に取りつける Windshield Bag とやらを買わねばと、先ほどよりネットを徘徊中。
例のごとく、米国では$99.95ということで、これまた日本国内の定価のほぼ半額。
昨年11月と同じように、またまた個人輸入しようかとも考えたが、送料や関税を考えるとかえって割高。
これは国内でディスカウントしているところで買うのが得策とあちこち見ていると、イイトコを見つけたので、明日さっそく行ってみることにする。