単行本のときは一笑に付したが

信長の棺〈上〉 (文春文庫)

信長の棺〈上〉 (文春文庫)

つい数日前、通勤電車の吊り広告で特集されているのを目にし、急に読みたくなって購入。
読み始めはとっつくまでなかなかかったるいが、途中から急に物語はスピード感を増し、その勢いで上巻は一日で読了するほどのおもしろさ。
ただし難点は、いままでに語り尽くされている織田信長関連トピックについての予備知識がないと、おそらくまったく意味のわからん箇所が散見されること。
そういった意味では、ちょっとヘビーな織田信長マニア向けのフィクションと云えよう。
公式サイトはこちらで、最初の数ページが立ち読みできる。