姪へのクリスマスプレゼント

さむがりやのサンタ (世界傑作絵本シリーズ)

さむがりやのサンタ (世界傑作絵本シリーズ)

この時季だからということもあるが、小学生のときにこんな絵本を読んだのを思い出した。
夢のないコトを云うようであるが、いかにサンタクロースとはいえ、なんの縁もゆかりもない子供に、師走の寒空に夜な夜なプレゼントを配って歩くなんて、そりゃあまりにもイメージを美化しすぎていないか?というひねくれた発想をする私のような人間には非常に琴線に触れる内容。
カテゴリ的には絵本だが、秀逸な絵柄が施された、良質なコミック仕立てとなっており、オトナが読んでも面白い。
なにしろサンタクロースがいやいや仕事をしているというのだから、とくに勤め人にはかなり共感する部分が多いと思う。
愛の平和の象徴と表現しても過言ではない彼も、このへんが現実というところだろう。
かなりオススメ。


実は今度の正月は、両親が田舎に帰省するため、年始の宴はやらないこととなった。
そのかわりに今週末のクリスマス・イヴに、それを振り替えようという両親の提案によって、実家へ赴く予定となっている。
ここには妹夫婦とその娘が来るため、なにもないときであればいざ知らず、クリスマスになにもプレゼントをくれない叔父と思われて平気なほど私も神経が太くない。
とはいえ、なにをくれてやろうか考えあぐねていたところだったが、これを書きながらこの絵本にしてやろうと、いま考えついた。
さっそく自分の分とあわせて二冊オーダしよう。