SONY MSX-M512S - MEMORY STICK PRO DUO 512MB

とうとう買ってしまった。
これまではデータ記録媒体のシェアとしては市場の端っこで小さくなっていた感も否めなかったSONYメモリースティックだが、PSPの発売によって急に需要が増えたらしく、各方面で爆発的に売れているらしい。
コイツを装着すると、音楽・映像・画像データを大量に書き込むことができるようになり、PSPの可能性がぐんと拡がるわけだが、親指の先ほどのサイズの薄っぺらいプラ版に10,000円以上を支払うのは、私にとってはかなりの決心が必要ことである。

以前私が店頭で見かけたときは17,800円だったような気がしたが、ここ最近で急に値下げをしたらしく、ビックカメラで10,800円で売られていた。
Amazonなどをはじめとしたネット通販でも、同じ価格設定のようである。

それだけの容量をあの小さな筐体に組み込むのだから、開発には途方もない労力と技術が注ぎ込まれていることだろう。
したがって、この価格設定もその対価とすれば、きわめて妥当なものだろうという理屈はアタマではわかっている。
しかし感覚的には、やはりどうにも腑に落ちないのはやむを得ないことなのか...

すでに買ってしまったものに対していまさら四の五の云っても始まらないので、あくまでも使い倒してやろうと気持ちを切り替え、さっそく運用に入る。
まずはこれにYMOの全アルバムをMP3に変換し、リリース順に書き込む。
いままで使っていたMD Walkmanと違い、ひとつのアルバムの再生が終わると自動的に次のアルバムを再生してくれるので、ディスクの入れ替え手間から解放され、聴き続けられるのは快適である。

しかしながら、実際に音楽再生をしてみてひとつ気づいた。
本体付属のリモコンには、再生・一時停止・FWD・RWD・Volume・Holdという基本的なスイッチはついているのに、なぜか「停止」がついていない。
したがって聴くのをやめるときは、いちいち本体側で操作しなくてはならない。
しかもPSPに繋げるリモコンは専用のモノだけという仕様になっているので、他のリモコンで代用することもできない。
ディスク入れ替えからは解放されたものの、こんな基本的な部分でストレスを感じるとは...ワザと付けなかったのだろうか。