西部警察
このところ平日の日中に再放送されているので、HDDレコーダに録ったのを視ている。
20年ほど前、オンタイムで視ていた中学生のころは毎週日曜日の20:00からの放映が楽しみで、そのあとは「元気ですかぁ!?」のヒトが率いていた新日本プロレスを視るというお決まりのコースだった。
懐かしくて視始めてみたが、ここまでツッコミどころ満載の刑事ドラマだったのかと、ちと驚いている。
一緒に視ていた妻が「全体に流れる雰囲気が、ウルトラセブンなどの世界と共通するものがある」というのだが、ホントにそのとおりだ。
そんなことで、西部警察の世界の設定を少々紹介する。
- 西部署の刑事の所属するのは「捜査課」である
- 捜査課の課長は木暮課長
- 一介の警察署の課長くんだりが、なんだか「ガゼール」とかいうオープンカーを乗り回してる
- 木暮課長は現場の捜査にはほとんど参加せず、事件が解決すると、まだ勤務時間中にもかかわらず、課長室で洋酒など呑んでいる
- しかも捜査課の二宮係長も一緒になって呑んでいる
- あまつさえ木暮課長は、部下の大門部長刑事にも酒を勧める(さすがに「自分はけっこうです」と断っていたが...)
- 部長刑事というからさぞかし偉いのかと思うが、実は彼は巡査部長である
- 大門自身はレミントンのショットガンを携行して街中でバンバンぶっ放す
- その他マグナム級の大型拳銃を携行する、過剰な武装をした刑事の集まりが大門軍団である
- 現実には巡査部長の部下というのはせいぜい二、三人であるが、西部署の捜査課には8人くらいいる
- 大門は巡査部長なのに"Machine-X"という、スカイライン2000GTターボをチューニングした専用車をあてがわれている
- 爆発物や火器の使用許可は大門による
- そもそも西部署の刑事たちはめったやたらと発砲するので、許可もへったくれもないのだが...
- しかしなぜか、装甲車をぶっ飛ばすために、ダイナマイトの使用は本庁へのお伺いを要請していた
国会議事堂前を盗まれた装甲車が堂々と走っていたり、バスやフェリーにニトログリセリンが仕掛けられたり...
ここまでくると通常の犯罪じゃなくてテロだと思うのだが、それでも西部署の連中は吹っ飛ばされたり血を流したり、ときには殉職したりして、今日も一命を賭して任務を遂行する。
あまりに不憫だから、せめて自衛隊くらい出てきてやれよ...