10,000マイル到達

1mile=1.6kmとして換算すると、すなわちそういうことである。
どんなバイクメーカにもこうしたものはあると思うが、私の場合H.O.G.というのに加入していて、年会費10,000円というのはいささか高額じゃねぇのか?と思いつつも、コイツに入っていないと、万一、路上でなにかのトラブルに遭ってどうしようもなくなったとき、助けを求める先がなくなってしまうこともあって泣く泣く加入している。


これに関連してというわけでもないが、先日こんな本を買ってみた。

ハーレーダビッドソン ジャパン実践営業革新

ハーレーダビッドソン ジャパン実践営業革新

H-D Japanの前社長が書いたという経営に関する内容で、どちらかというとカタめの文章なのでなかなか読み進まないが、つまりは、このヒトが就任した当時ボロボロだったかの社を、こんなコトをして立ち直らせ、いまじゃ大型二輪業界で国内シェアトップになったんだよ、という自慢バナシがとうとうと書き綴ってある。日本国内の三大メーカがやっているような、車両そのものの性能を向上させて顧客を確保するという方法はすでに限界が来ているらしく、特にH-Dの場合は、そうした面で競合するのではなく、もっとソフトウエア的な部分において、オーナーの所有欲とかH-Dに乗るモチベーションのようなものを満たそうという寸法らしい。先出のH.O.G.の創設についても言及されているが、こうしたものに関心も関連もないヒトにとっては、なんとも商業的でイヤらしいと思えるようだが、経営という側面から見た場合、なかなか発想に至らない観点なのではなかろうか。


そんなことで、こうしたプログラムがあることはなんとなく知ってはいたものの、納車されて一年半以上、あまり関心を寄せずにいた。ふとしたきっかけでいろいろよく読んでみると、決まった走行距離ごとに申請することでいろいろグッズがもらえるようなので、最近になってようやく手続きを済ませておいたら、しばらくしてワッペンだのバンダナだのTシャツだのと、いろいろ送られてきた。
もらう前は「こんなのはなぁ...」などと云っていたものだが、いざもらってみるとけっこう嬉々とした表情の私に、ウチのは冷ややかな視線を向けてはいるが。