とうとう買っちゃった。

8月の下旬に発表され、そのときからずっと気になっていたH-D純正GPSナビゲーションシステム。
使用頻度がどの程度かもわからないのに、そんな対価を支払ってヨイのか?と四ヶ月近く自問自答。
10,000円のものを買うときは一週間考えろ、との教えにしたがい、12週間ほど悩んだ末に購入を決心したわけだから、まあよかろうと自分を納得させ、先日それなりに支された賞与の一部を散財するカタチで、ディーラに注文して取り付けてもらってきた。


実際に車載した画像をまだ撮影できていないため、今回はいつものようにデジタル・ガジェットを買ったときと同じようにご紹介。


セット一式は、こんなパッケージに入って売られており、想像していたものよりかなり大きめ。



まずは本体の表裏の様子となるが、画面が不自然な色合いをしているのは、画面にホコリが大量に付着しているのがちょっと恥ずかしく、画像加工で塗りつぶしたからである。
正面パネルには、ラバーで覆われたスイッチが五カ所。
右下のメインスイッチ以外は、画面上のソフト・キーにも同じ機能が割り当てられている。



小型・薄型・軽量がもてはやされる、いまどきのデジタル・ガジェットのトレンドとはちょっと路線が違うのか、外観としては大きめで、厚ぼったくて、見た目も無骨で、それほど軽いわけでもない。
ただ、車載したときには剥き出しとなるため、砂ボコリや降雨に遭っても内部に影響しないような設計になっており、水深一メートルに30分間沈めても浸水しないという宣伝文句。
なにごとにも果敢にアタックするヒトなら、実際に水に沈めた様子を撮影するのだろうが、そういうコトはヨソのレヴューに譲る。


本体のほかに同梱品として、家庭のコンセントから電源を供給するためのACアダプタ、パソコンと繋ぐためのUSBケーブル、ナビ音声を聞くためのモノラル・イヤホンとカールコード付の延長ケーブル、なんだかのデータの書き込まれた光ディスク...


さらに、なんだかいろんな冊子が入っているが、どうもこれはGARMINがもともと同梱しているモノのほかに、H-Dで独自に作成したものが別途付けてあるようで、書いてある内容がカブっている。
この統一感のなさは、さすがに海外の製品といったところか。
こうした電子機器によくついている「クイックスタートガイド」に関しても、取説本体と同様にそれぞれ作ったようである。
いずれも、いかにも外国人が書いたと思しき日本語で説明されており、おかしなところがところどころに見られる。




もうひとつ、キャリングケースが付属しており、長時間の駐車時には車載から取り外して携行できるようにとの配慮であるとのこと。



内部はこんな感じになっており、中央部の白いタグには云わずもがな Made in China の表示が。



こんなケースにまで、かの社のロゴがエンボス加工で刻印され、純正であることを主張しているかのよう。
また、画像を眺めていて気づいたが、この表面の模様はおそらくタイヤをイメージしての加工であろう。


キャリングケースに本体を収めた様子。


本体底面のフタ状のカバーを開けると、USBミニ端子とSDカードスロットが装備されている。
USBミニ端子は、コンセントからの電源供給と、PCとの接続が兼用となっている。
SDカードには画像や音楽データを書き込んで本機で再生することができ、画像の閲覧はともかく音楽が聴けるのは非常にヨイ。


本体にもユーザ領域として500MBほどの空きがあるものの、音楽ファイルを入れるとなると大して入らないため、やはり大容量のSDカードを挿して使うほうが現実的。
たまたま近所のスーパーで2GBのカードが980円で売っていたので、これ用にゲット。
いつぞやと比べ、このテの外部記憶メディアはホントに安くなったもので、三年くらい前なら2GBなんてあったかどうか...あったとしても30,000円くらいだったのではなかろうか。


Garmin社のOEMであるZumo550を、H-Dのイメージに合うよう本体をブラック地にオレンジの装飾にしてあるらしいが、それだけではなく、起動するとかの社のロゴマークがこうして表示されるというシツコさ。
H-D以外でも二輪各メーカが自社純正としてラインアップしているため、これについては、おそらくどのメーカでも同じようなコトをしているのだろう。




機能としてメインとなる、地図の表示画面。
精細さという意味ではいま一歩だが、クルマのものと違い、走行中にそうじっくり眺めることもできないので、だいたいでヨイという判断基準によってこうしたデザインになっているのだろうか。


まずは取り急ぎ、外観的な部分を中心にレヴィユーしてきたが、だいたいこんなところである。