関東最東端へ

クルマではこれまでに何度か訪れたことのあるココ犬吠埼だが、やはり剥き出しで風を切っていくとなると、かなり事情が変わってくる。
この日は暖かくなるとの気象情報だったが、内陸部と海辺ではかなりの気温差があるようで、なんだか三月上旬並みに寒く、カラダからどんどん体温が奪われていく。
履いていても暑くて困るほどではなかろうと、モモヒキを履いていったのは正解だった。


ココにはちょうどお昼ごろ到着したので、灯台内部の閲覧可能な時間帯だったこともあり、200円も払って入ってみる。
90段あるという螺旋階段をぐるぐる回りながら上っていく。


昇りきって欄干へ出てみるとこんな眺望。
それにしてもまあ、ココは日本海か?と云いたくなるようなドンヨリとした空模様。


地上からの高さ感としてはこんな感じ。
石だたみのエリアは本来、車両進入禁止なのだが、ご覧のとおりまったく遵守されていない様子。


そんなら...というわけで、わが愛馬もこうして灯台至近まで乗り入れて駐車してしまう。
ここには最初、紺色の軽自動車のみが停まっていたのだが、われわれがこうしてバイクを置いたところ、そのあと何台もも集まってきてしまい、バイク置き場になってしまった。
(ちなみにトップの画像は、その紺色の軽自動車のあたりからのショットである)


ハラも減ってきたので、手近な店で昼食を摂る。
どの定食も2,625円と、かなり高額な価格設定。
しかし毎回思うのは、ツーリング先での食事というのは、どうしてこう海産物ばかりなのかということ。
行き先が海辺になるからなのだろうが、ではかといって山間部に行けば肉が喰えるのか?という素朴な疑問も。


とりあえず満腹になったので、犬吠埼をあとに、九十九里ビーチラインへ。
地図上と実際とは、道路の様子がずいぶんイメージが違っており、なんか道間違えてるかなぁ...とずっと不安を抱きながら走るも、たしかにそこにはビーチラインという表示がある。
それならいずれは、左側に海が見えてくるのかとずっと期待しながら、なんの変哲もない街なかを通る道路を進んでいく。

やっと海を拝むことができたのは、九十九里有料道路に入ってからのコトで、しかもビーチラインから曲がるタイミングを逸し、有料道路の起点から乗れずに途中から入ったため、都心部への帰路として予定していた東金九十九里有料道路への分岐が、料金所からすぐそこに見えているというアリサマ。
さすがに200円も払わされて100mそこらしか走らないというのは甘受できず、予定変更して九十九里有料道路をしばらく走ると、ようやくそれっぽい景色が見えてきて、どうやら自分のイメージを満足。


そんなこんなで今回の全行程としてはこんな感じ。
赤のラインが往路、緑のラインがビーチラインから九十九里沿い、オレンジのラインが都心部への帰路となり、総走行距離300km強。
時間としては7:30amわがヤサを出発、道を間違えたりで合計二時間ほどタイムロスをしたこともあって、18:00ごろ帰宅といった具合。


だいたいこんなところである。