ひさびさの映画

少し前にハーレーのディーラーから一通の封書が郵送され、「お、なにが入っているのかな?」と一瞬だけ期待させられたものの、開けてみると、ほとんどなんの役にも立たない冊子やチラシが封入されていてガッカリ。
そのなかで唯一「団塊ボーイズ」の上映広告のチラシが、おひとり様200円の割引になるという「特典つき」だったため、前々からちょっと気になっていたこともあって、本日観に行ってきた。
シネマコンプレックスならヤサのエリアにあるので、10分もあればすぐに行けるのだが、じっと座って120分以上を映像作品を観ることに費やすとなると、よほど「コレ観たい」と思わぬ限り、なかなか腰が上がらないのは常。
しかもこの映画、いわゆる鳴り物入りの作品のように、どこの劇場でも上映しているというわけではなく、関東地方でも数ヶ所でしか観ることができないときている。
いつもの条件よりさらにメンドーであるにもかかわらず、ヤサからいちばん近い上映劇場をサーチし、クルマを飛ばしてきた。


上映開始より一時間ほど早く到着したため、初めて行ったそのシネコンの中をウロウロとしているとこんなものが展示してあった。
よく見ると、車両を提供したディーラの店名が小さく貼り付けてある。
ああ、この劇場に来るときに曲がる角にあった、あのハーレー屋からのものだ。
メーカのWEBサイトを見るとこじんまりしている感じだが、やはり近くで見ると、それなりの大きさがある。
なにせこれでも1,200ccの排気量を誇るのだから、ひと昔前なら「でっけぇー」と云わしめただろう、そんな車両である。

さて、コーヒーをすすったりタバコを吹かしたりして上映開始を待つ。
いざ、劇場内に入ってみると、いつものハリウッド映画のときのような混雑とはかけ離れた、けっこう閑散とした様子。
やはり二輪に興味のないヒトには、ほとんど関心を示されないのか...

ストーリーが退屈だったりすると、私は途中で惰眠を貪ってしまうのが常だが、今回のものについてはまず「慌てて観に行くことはない」と若干渋り気味なウチのを説得してまで「観に行きたい」と自分から云い出していることもあり、さすがに途中で堕ちることもなく、エンドクレジットまできちんと見ることができた。
内容としては、まあコメディであり、ところどころクスッと笑えるのだが、ストーリ全体としてはまあ、DVDが出たらそれを観りゃイイか...という感じだった。
ま、あんなふうに長期休暇を取ってアメリカ大陸横断ってのもよさげではあったが。