有形か無形か

cendre

cendre

発売からすでに三日が経ってしまったが、ここ数日は退勤が遅めだったので、仕事帰りにゲットするコト適わず。
本日は夕刻にはココをあとにできると思うので、ようやく買いに行けそう。

しかし昨晩、本アルバムはiTunesにアップされており、一瞬「この際だから落としてきてしまおうか」との考えが頭をよぎったが、やはり私もまだまだデジタルになりきれてない輩なのか、どうしてもカタチあるCDで保有したいと思ってしまう。


一方、Appleのサイトには、この sakamoto へのインタビューが掲載されており、音楽配信をやたらと賞賛するような発言が見受けられたが、私も長年のファンとはいえ、この部分にはなはだ同意しかねる感じも。
というのも、アナログでもCDでも所詮はデータが記録された媒体にほかならないわけで、どういうカタチで入手するかは消費者が選択すべきであり、その選択肢をわざわざ狭めることもなかろうと思う。
さらに云えば、同じ内容に同じ対価を支払うのであれば、どんな場合でも質の良いほうを選択するのが一般的。
殊に音楽データに関していえば、CDに記録されたものを10分の1に圧縮したiTunesのものが同じ価格設定である。
CDがすでに廃盤であるなど、入手方法が限られるのならハナシは別だが、今回の私のように、すぐに入手できない不便さえガマンできるのであれば、より良質なCDを買うのが賢明といえるだろう。
たしかにiTunesは、座したまま購入できるというメリットも見逃せないのではあるのだが...