iTunes Music Store日本版

本日スタートとのことで、巷ではけっこう話題になっているようである。
いままでは音楽をデータで買うことに抵抗があった。
ただ、よくよく思い起こしてみると、ここ最近は音楽を聴くスタイルも変わり、これまで買い貯めたCDをプレイヤにかけるということもほとんどなくなっている。
とはいえ、どうせカネを払うのならきちんとカタチのある状態で、という心理が働くため、いまのところ私の場合はやはりCDを買うという選択になる。
一方、日常ではテレビやラジオで耳にした曲が琴線に触れることも少なからずあり、その一曲だけをフル・ヴァージョンでほしいというような場合は、レンタルで対応するのが常。
しかしながら、自分の求めるものが常に在庫されているとも限らず、その挙げ句に結局目当ての曲を収録したアルバムを買うハメになることも。
これから先、こういう音楽配信サービスが充実すれば、もはやそんな構図も姿を消していくことだろう。
また、私のような現物主義者の割合がいまのままであればよいが、人間とは手軽なほうへ流れるのが常。
実際にCDはいままでどおりには売れなくなることで、その価格設定が見直しの方向へ動くのではないかと私は思っている。
このことは、消費者側の観点からのみで云えば、市場全体として非常に喜ばしい現象であろう。
業界はきっと、あの手この手でしのぎを削ることを余儀なくされるのであろうが...