駅前で火災 20:00

退勤時、勤務先の最寄りの駅前におびただしい数の消防車両が集結。
雑居ビルの六階で火事があったらしい。
ハシゴ車が稼働しているのを初めてナマで見た。
その雑居ビルは築30年は経過してそうないかにも古い建物で、地上八階建てくらい。
一階には書店、二階が雀荘、そのほかはよくわからないテナントで、六階がいかがわしそうな個室ビデオが入っている。
出火元はどうやらそこらしい。
いつぞやの新宿における雑居ビル火災の記憶がまだ新しいこの時世に、またやっちゃったという感じである。
このことであの偉そうな消防査察がまたやってくることになるだろう。
そもそも古いビルなので、消防法に抵触する点は山盛りに存在するに違いない。
それはそれで仕方のないことで、私には直接関係ないものの、こういうのは周辺のビルのテナントまで巻き込むことになるのだから、まったく勘弁しほしいものだ。
ホントはこの様子を撮影してここに載せたかったが、そのサマを周囲の人間に咎められたり、不謹慎だ!と罵声を浴びせられたりして平気なほど私も面の皮が厚くないので、今回は断念。
消防車フェチ、というか消火活動フェチの知人にメールで知らせてやったら、見物できなかったのを非常に悔やんでいた様子。
なんでも、年末の決算業務で缶詰だったようである。
私も普段ならそんなところはそそくさと通り過ぎるのだが、今日ばかりはついつい足を止め、あまつさえ普段は着けないメガネをして10分程度見物していた。
野次馬というのは残酷なもので、こういう災害を見物しながら心のどこかで、さらなる被害拡大を望んでいるもの。
この災害をゲームにしてしまったのが、20年以上も前に蔓延った"GAME&WATCH"シリーズの"FIRE"である。
「災害を笑いものにしている」と、このゲームメーカ消防庁よりお叱りを喰らったというのはけっこう有名。