織田信長

大学生のとき、戦国時代、こと織田信長にはずいぶんハマッた。
どんなコトを成したか、また、どんなヒトでどんな最期を迎えたかということは、あまりにも語り尽くされ過ぎてるので、ここで私が謳うのは野暮というものだろう。

よく思うのは、彼が本能寺の変に遭わず、もしくはそこで命を落とさず、天命を全うしていたら、その後の日本はどうなっていたか、ということである。
おそらく400年以上経ったいまの世の中、結果はそう大きくは変わっていないだろうと思う。
ただ、その途中で興る江戸幕府もなかったかもしれないし、あまつさえ明治政府もなかったかもしれない。
太平洋戦争もなかったかもしれない。
少なくとも日本の近代化はもっと早くなっていたのではないかと思う。

一方で、あの壊滅があったが故に、いまの世の中がある、という見方もできる。
歴史に"IF"はないというが、こういうことを漠然と考えているときというのは、私にとってけっこう至福の時間なのである。