高級さくらんぼ

まさに「佐藤錦」である。

実にウマイ。
あげくの果てには一個ずつではもどかしくなり、三個くらいいっぺんに口に入れて種だけ先に出し、その食感を存分に味わうという贅沢さ。
フグ刺しも一枚一枚喰うのではなく、何枚かいっぺんに取ってほおばるのが通と聞いたことがあるが、それと同じ気分である。

この産地では、毎年これを盗む事件が多発すると聞くが、喰っているとその気持ちもまったくわからなくはないという気分になる。